鉄馬に乗った流れ者
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世間話に潜む、潜在的な優先度

違和感を感じる。



先々週の話になりますが、こんどうさん夫婦がおっさん宅に遊びに来てました。
(※.ハンガリー編に主に登場)

夜にはBBQをしながら、近況や旅行話をするのですが「なぜ、それを聞くのだろう」ってところで思わず共感しちゃいました。


「いま何してる?」


久々に出会った友人や知り合い。はたまた初めて会う人。挨拶ついでに、当たりさわりない話題として使われる言葉です。

ほぼ、この「何」を表すのは「仕事」になります。これに違和感を感じる話です。



「ハンガリーでは仕事を聞くより、家族や兄弟とか聞かれることが多いねぇ」



これには、おっさんも違和感を感じていました。

バイクで世界一周の際に家族や兄弟、「おまえ嫁はいるのか?」など、家族について聞かれることの方がスタンダートでした。


帰国してから「何してるの?」(仕事は?)の質問に、やや違和感を感じていたのです。



おっさんは帰国後、職業が行方不明なので、内心答えにくいと感じているのかなぁっと考えていました。

しかし、経営者であるこんどう夫妻も、そう捉えていると言われると、何か共通する違和感を感じていると思いました。






そして、先日のことです。同級生が亡くなられて通夜に参列させて頂きました。

同じく同級生が何人か参列していました。家族を失い泣き崩れる親族のなか、久しぶりの顔ぶれです。


軽く挨拶を交わして、同級生に「おじさん、おばさん元気かい?」など、お互いの家族が健やかか話そうとした、その時に。


「おっさん、いま何やってんの?」


と、聞かれて違和感が絶好調です。



日本では、ごく普通の挨拶です。ごくごくあり触れた世間話のひとつでしょう。

それは理解しています。しかし、優先順位が仕事>家族と言われているみたいで、寂しさを感じます。


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  at 20:00
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